縄文時代の朝鮮半島
縄文時代:2万年前~5千年前までの朝鮮半島
ヴュルム氷期(ウルム氷期)の2万年前、朝鮮半島は中国大陸と陸続きで渤海、黄海は存在せず今の半島の形は見当たりませんでした。
その後、海進が起こり半島が形成されます。
朝鮮半島では1万年~5千年前の遺跡は少なく、あまり人が住んでいなかったようです。
朝鮮半島に人が移動するのは約5千年前以降と推定されています。
そして朝鮮半島南部に住んだのは日本列島から渡ってきた縄文人でした。
その証拠が釜山市の東三洞貝塚から出土しています。
東三洞貝塚(釜山市)で縄文土器が見つかる
- 1929年 日本人高校教師が最初に発見しました。
- 釜山市影島区の遺跡
- 約4000年~3500年前の土器
- 新石器時代(日本の縄文時代)の土器が階層的に見つかる
- 九州の縄文土器片が出土
- 西北九州型の釣針が出土
- 九州の黒曜石が出土
- 九州の阿高貝塚と同じ貝面が出土
縄文時代を通じて、人々は日本から無主の韓半島へ家族で移住し、海峡を挟んで日本との
長浜浩明著「日本の誕生」より
間を往来していたことを半島の縄文土器や人骨が裏付けていたのです。
北方民族が押し寄せる
現代の韓国・朝鮮の人々のY染色体ハプログループは、主にO2という漢民族に多いタイプが主流です。
さらに、長浜浩明氏は、著書の中でこう引用しています。
旧石器時代人は現在の韓民族の直接の祖先ではなく、直接の祖先は約4000年前の
『韓国の歴史』金両基監修 河出書房新社
新石器時代人からである。そう推定されている。
彼らの祖先は、縄文人が暮らしていた地に、高々四千年前、即ち紀元前2000年頃から
徐々にやって来たに過ぎないのです。
今日的な言い方をすれば、縄文人の住む韓半島への侵略を開始し、奪い取った侵略者
となります。すると前5000年頃に住み始め、三千年以上にわたり半島の主人公だった人々のルーツは
長浜浩明著『日本の誕生』
日本となります。
朝鮮半島、韓半島全体とはいえないものの、その南部は日本人(倭人)の領地だったと言えます。
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